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PuppyLinuxTips 6

目次
26) PuppyをHDにインストールした異なるPCでブラウザやメーラーを同じ設定で使う方法
27) PuppyでPDFファイルを作成する方法
28) 「解凍アイコン」の使い方
29) Adobe Readerのsfsモジュールを作成する方法
30) USBブート非対応PCで実質的にUSB起動する方法

26) PuppyをHDにインストールした異なるPCでブラウザやメーラーを同じ設定で使う方法

これは、25) pup_save.2fsの容量を少なくする工夫の応用である。Puppyのいいところはpup_saveという保存ファイルがリムーバブルメディアに作成できて、異なるPCでも同じように使えるということであるが、これはCDブートもしくはUSBブートに限定される。ハードディスクにインストールしたPuppyからブートする方式(フルインストールもしくはFrugalインストール)の場合は、基本的にハードディスク内のファイルを読み込むので、リムーバブルメディアにあるブラウザやメーラーの設定や履歴、ブックマーク、メールを読み込ませるには工夫が必要である。
例えば、パソコンAとパソコンBで同じようにブラウザOperaを使用したいとする。パソコンAはUSBブートできるので、OperaはUSBメモリ内のpup_save(仮りにpup_save-usb.2fsとする)にあるとする。一方、パソコンBはUSBブートはできなくて、PuppyはFrugalインストールしてあるとする。当然、パソコンBは起動時に、ハードディスクにあるpup_saveを読み込む。パソコンBで、パソコンAで使ったOperaを使おうと思うと、25) pup_save.2fsの容量を少なくする工夫と同じく、USBメモリ内のpup_saveから、リンクを作ればよい。
ただ、ここで、パソコンBにもOperaがインストールしてあると話がややこしくなる。その場合は、まず、パソコンBの/root/.opera/をリネームして、/root/.opera-bak/とでもしておく。
そして、USBメモリをPCに差し込み、マウントして、さらに、その中のpup_save-usb.2fsをワンクリックしてマウントする。そして、パソコンBのPuppyにリンクを作る。ただし、もし、パソコンBにOperaがインストールされてるのならば、/root/.opera/のリンクだけで十分である。そうでなければ、/usr/lib/opera/、/usr/share/opera/のリンクも必要である。これで、パソコンAで使ったのと同じ設定で、履歴やブックマークもそのまま同じOperaが使える。
同じことは、Puppy-4.00で標準装備されたメーラーsylpheedでもできる。Puppy-400の場合は/root/内のディレクトリのリンクだけで済む。具体的には、まず、既に存在している、パソコンBの/root/.sylpheed-2.0と/root/Mailを別の名前にリネームする。そして、pup_save-usb.2fs内の/root/.sylpheed-2.0と/root/MailのリンクをパソコンB内に作るのである。これでパソコンAで受信したメールもパソコンBで読めるし、仮りにパソコンBでメールを受信したとしても、メールデータ自体はpup_save-usb.2fsに保存されるので、後でパソコンAでも読める。
特にパソコンB独自のメールデータを保存する必要が無ければ、リンクはそのまま残しておけばよい。もし、パソコンBにはパソコンAとは異なるアカウントがあるのならリンクは削除して、リネームした/root/.sylpheed-2.0と/root/Mailを元の名前に戻す必要がある。USBメモリのマウントをはじめ、そういったことは自動的におこなわれるようにしておくと便利である。
例えば、USBメモリがfat16でフォーマットされ、sda1と認識されるのであれば、USBメモリ(pup_save-usb.2fs)のsylpheedの起動ファイルは以下のようになる。

#!/bin/bash
mv /root/.sylpheed-2.0 /root/.sylpheed-2.0-bak
mv /root/Mail /root/Mail-bak
mkdir /mnt/sda1
mount -t vfat -o shortname=mixed,quiet,iocharset=utf8 /dev/sda1 /mnt/sda1
sleep 5
filemnt /mnt/sda1/pup_save-usb.2fs
sleep 5
ln -s /mnt/+mnt+sda1+pup_save-usb.2fs/root/.sylpheed-2.0 /root/.sylpheed-2.0
ln -s /mnt/+mnt+sda1+pup_save-usb.2fs/root/Mail /root/Mail
sleep 2
sylpheed

また、終了のファイルは次のようなものとなる。

#!/bin/bash
killall -q sylpheed
rm /root/.sylpheed-2.0
rm /root/Mail
mv /root/.sylpheed-2.0-bak /root/.sylpheed-2.0
mv /root/Mail-bak /root/Mail

27) PuppyでPDFファイルを作成する方法

how_to_pdf090305_fig1.jpg
(図 1)

自分で作った文書やスプレッドシート、あるいはウェブページなどは以下のようにしてPDF化できる。例えば、ウェブページの場合は、PDF化するページを出し、印刷を選択する。(図1)
すると、図2のような画面が現れるので、"CUPS-PDF"を選択して、「印刷」をクリックする。"CUPS-PDF"は仮想のプリンタである。

how_to_pdf090305_fig2.jpg
(図 2)

次に、PDFファイルを保存する場所を指定する。(図3)
拡張子.pdfを付け忘れないこと。これで完了である。しばらくすると、所定の場所にPDFファイルを作ったというメッセージが出る。
how_to_pdf090305_fig3.png
(図 3)

abiwordでもgnumericでもだいたい同じようにしてPDF化できる。

28) 「解凍アイコン」の使い方

unzip-090509-2.png
図1

Puppyを起動すると、画面の右上の方に「解凍」というアイコン(図1)があるが、あまり使い方が知られていないのか、これを使った報告を見ることは滅多にない。このアイコンは、圧縮ファイルを展開するのに使用するのであるが、大抵の例では、端末でtarコマンドを使う方法が示されている。この「解凍アイコン」の使い方は、Puppy Linux日本語版フォーラムに少し説明があるが、一応、GUIでファイルやディレクトリの展開や圧縮ができるので、もう少し使い方を説明する。例えば、Adobe社のHPからAdbeRdr9.1.0-1_i486linux_jpn.tar.bz2ファイルをダウンロードしたとする。これを展開したいと思ったら、このファイルのアイコンをクリックすればよい。すると、しばらくして、図2のようなウィンドウが現れる。

unzip-090509-1.png
図2

ここで通常は、「全て選択」をクリックする。そして、「アーカイブ」==>「展開」をクリックする。すると、展開先のディレクトリを指定できるウィンドウ(図3)が現れる。展開先を指定して「OK」をクリックすると指定したディレクトリにファイルが展開されるのである。

unzip-090509-3.png
図3

29) Adobe Readerのsfsモジュールを作成する方法

Puppyにはepdfが入っているので、Adobe Readerを使うことは滅多にないのだが、それでも文書によっては使わざるを得ない場合もある。(といっても、epdfで読めなかったファイルをgoogle documentにアップロードしたらブラウザで読めたりする)

openlabにもsfsファイルが置いてあるが、最新のバージョンではない。(そのうち誰かが置いてくれるとは思うが....)

場所さえあれば私が公開してもいいのだが、この際、自作する方法を説明する。(だんだん必要性が薄れてきた感もあるが....)

dir2sfsというコマンドを使えば簡単だ。
用意するものは、frugalインストールの場合、比較的空き容量の大きなpup_save.2fs。空きが400MBほどあれば十分だろう。というのもAdobe Readerは展開したら150MB以上になる。
まず、Adobe社のHPからAdbeRdr9.1.0-1_i486linux_jpn.tar.bz2というファイルをダウンロードする。このファイルを、「28) 「解凍アイコン」の使い方」に示した方法で解凍する。すると、AdobeReaderというディレクトリの中に、いくつかファイルができているので、その中のCOMMON.TARとILINXR.TARをそれぞれ解凍する。この際には展開先を、例えば、/optと指定する。何しろ、ファイルが大きいので、特にILINXR.TARの解凍には時間がかかる。解凍が終ると、/optにAdobeというディレクトリができていて、/opt/Adobe/Reader/bin/acroreadというファイルをクリックするとAdobe Readerが起動する。このまま保存終了すれば、次回以降、同じようにしてAdobe Readerを起動できるのだが、あまり使用頻度の高くないソフトをpup_save.2fsに入れておくというのも考えものなので、sfsモジュールとして使うようにする。ここでは少し工夫が要る。
まず、今は、/optの中にAdobe Readerがあるのであるが、/opt/Adobe_Reader-9.0.1JP/opt/Adobe_Reader/というディレクトリを作っておく。次に、/opt/Adobe/Reader/以下の4つのディレクトリ(bin、Browser、Reader、Resource)を新しく作ったディレクトリ/opt/Adobe_Reader-9.0.1JP/opt/Adobe_Reader/に移動させる。
ここまでは全てGUIの操作だったが、次は、コマンドラインを使う。端末を開けて、

# cd /opt
# dir2sfs Adobe_reader-9.0.1JP

と入力すると、ディレクトリAdobe_Reader-9.0.1JPから自動的にSFSモジュールを作ってくれる。といっても容量が大きいのでそれなりに時間がかかる。終了すると、Adobe_Reader-9.0.1JP_412.sfs (Puppy-4.1.2の場合)とそのmd5.txtができている。
sfsの方は、/mnt/homeに置いておけば、起動時に読み込んでくれる。しかし、Puppyが読み込めるsfsモジュールは3つまでということで、あまり、使用頻度の高くないAdobe Readerを毎回起動時に読み込む設定にするのは得策ではない。もし、起動時に読み込まないようにするのなら、いくつか方法があって、ひとつは/mnt/homeに置かないこと。もうひとつは、412という数字を取ってしまうこと。いずれも、sfsがPuppyに読み込まれていない状態でおこなうことが肝要である。
では、起動時に読み込まれなかったAdobe Readerをどうやって使うのか、というと、必要になったら、その都度、sfsのアイコンをクリックしてマウントしてやればよい。マウントすると中身が表示されるので、中身を開けていって、acroreadファイルをクリックすればAdobe Readerが起動する。もし、このような使い方をすることが前提なら、/opt/Adobe/Reader/以下の4つのディレクトリ(bin、Browser、Reader、Resource)はもっと浅い場所に作っておくとよい。(例えば、/opt/Adobe_Reader-9.0.1JP/直下とか)
なお、acroreadファイルはデスクトップにドラッグ&ドロップして、起動アイコンを作っておけば便利だ。アイコンは/Resource/Iconsにある。しかし、sfsモジュールがマウントされていないと起動しないので、マウントも同時におこないたいというのであれば、もうひとひねりしたスクリプトが必要だ。「26) PuppyをHDにインストールした異なるPCでブラウザやメーラーを同じ設定で使う方法」の「filemnt」コマンドが参考になるだろう。また、pdfファイルをドラッグ&ドロップして開くようにするには、別に簡単なスクリプトが必要だ。例えば、

#!/bin/sh
/mnt/+mnt+home+Adobe_Reader-9.1.0JP_412.sfs/opt/Adobe_Reader/bin/acroread $@

最後の、「$@」を忘れないように。

USBブート非対応PCで実質的にUSB起動する方法

USBメモリの中にOSやデータを入れて持ち歩き、出先のPCで起動するというのは便利であるが、古いPCではUSBメモリに対応していないものもある。そういった場合にはライブCD(あるいは、FD(WakePup))とUSBメモリで対処できるのであるが、以下の方法もある。

まず、PCのHDに、grubブートローダーのような起動システムを構築する。Puppyが起動できるマシンであれば、容易なことであるが、例えば、CDもFDもないようなマシンで単独でこれを実行するのはなかなか難しい。grubの場合、リナックスファイルシステムが必要なので、Windows上ではどうしようもない。他のlinuxPCの力を借りるか、Windowsのブートローダーを使うかである。もっとも、grubの場合、必要なパーティションの領域はこの方法では数MBなので、通常のWindowsPCのHDにある「すき間」(Gpartedなどで、「未割り当て」と表示される部分)で十分である。

なんとかgrubをつくれたら、同じパーティションに、通常どおり、Puppyのファイルをコピーして、menu.lstを編集する。ただし、このとき、pup_xxx.sfsを含む一切のsfsファイルは入れないこと。sfsファイル抜きなので、必要な容量は、大方、initrd.gzとvmlinuzで占められる。menu.lstにも、必要なオプション(acpi=forceとか)は書くが、psubdirは書かないこと。

最後に、USBメモリの方にpup_xxx.sfsファイルをコピーする。これで完成である。もしあれば、pup_save.2fsも一緒にコピーしておくとよい。

USBをPCに差して、電源を入れると、grubが起動させるOSを表示するので、Puppyを選ぶ。すると、initrd.gzがPuppyのファイルを探し始める。もし、menu.lstにpsubdir=XXXとでも書かれていれば、initrd.gzは(HDの)同じパーティションのXXXXというディレクトリの中を探してしまう。今回はそんなものは作っていないので、Puppyのファイルが見つかりません、というエラーが出てしまう。psubdirという制約がないと、initrd.gzはPC全体を探す。もし、pup_save.2fsがあればそれを読み込むし、また、あってもなくても、次にpup_xxx.sfsを読み込む。ということで、以後は、USBメモリからデータを読み込むことになる。

起動してみると、PCのHDはマウントされていない。起動初期には使用されたのだが、起動完了後は閉ざされている。ということで、起動後は、マウントしないと、PCのHDにアクセスできないということである。Puppyの起動状態を示すPUPMODEは13で、CDやUSBで起動した場合と同じである(frugalインストールだと12)。ところで、終了時には、そのままでは保存ファイル作成ができない場合もあるので、/etc/rc.d/PUPSTATEを書き換えて、Puppyを欺く。つまり、
PDEV1='hdc'
DEV1FS='iso9660'
と修正する。
また、/etc/rc.d/BOOTCONFIG、として、

PREVUNIONRECORD='pup_save.2fs pup_xxx.sfs'
LASTUNIONRECORD='pup_save.2fs pup_xxx.sfs'

としておけば、次回起動時にすんなり起動できる。

USB起動できないようなPCというのはメモリも十分でない。物理メモリの代替として、linux-swapをUSBメモリに設けることについては議論があるかもしれないが、昨今のフラッシュメモリの耐久性からして、それほど神経質にならなくてもよいように思う。といっても、USB起動できないようなPCというのは、大抵、USB1.1規格なので、高速性は望むべくもないが...。



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PuppyLinuxTips Index

Puppy Linux Tips 1
1) 端末に表示された内容をコピーする方法
2) ROX-Filerの使いこなし
3) 無線LAN(WLAN)を切断するボタンをデスクトップに作る。
4) ndiswrapperを分析する
5) 無線LANの接続状況を確認する方法

Puppy Linux Tips 2
6) ブロードコム製チップをPuppy 3.01のndiswrapperで使う方法
7) ppp with pppconfigでPHSにダイアルアップ接続する
8) wvdialをCUI(端末)で使う
9) pup_save.2fsの容量を縮小する裏技
10) gxineがフリーズしたときの対処法

Puppy Linux Tips 3
11) ダイアルアップ接続でパルス発信する方法
12) PCから音をだすための初歩
13) USBブートのためのUSBメモリをPuppyで作る方法
14) 個人保存ファイル(pup_save.2fs)の容量をkB単位で増やす方法
15) 実行ファイルを簡単に作る方法

PuppyLinuxTips 4
16) 画面キャプチャのタイマーを変更する方法
17) pStopWatchを使いやすくする
18) デバイスマウント時にROXファイラーが開かないようにする
19) 無線LANの接続/切断をひとつのボタンのクリックでおこなう方法
20) 端末(rxvtもしくはurxvt)を表示させてコマンドの進行状況を調べる

Puppy Linux Tips 5
21) /initrdというディレクトリについて
22) pup_save.2fsの容量をもっと小刻みに設定する方法
23) Pfindで検索する範囲を簡単に指定するには
24) 実行ファイルを簡単に作る方法(2)
25) pup_save.2fsの容量を少なくする工夫

Puppy Linux Tips 6
26) PuppyをHDにインストールした異なるPCでブラウザやメーラーを同じ設定で使う方法
27) PuppyでPDFファイルを作成する方法
28) 「解凍アイコン」の使い方
29) Adobe Readerのsfsモジュールを作成する方法
30) USBブート非対応PCで実質的にUSB起動する方法

PuppyLinuxTips 5

目次
21) /initrdというディレクトリについて
22) pup_save.2fsの容量をもっと小刻みに設定する方法
23) Pfindで検索する範囲を簡単に指定するには
24) 実行ファイルを簡単に作る方法(2)
25) pup_save.2fsの容量を少なくする工夫

21) /initrdというディレクトリについて

Puppyでファイル操作していると、トップディレクトリの下に/initrdというディレクトリがあり、その中にはpup_ro1とかpup_rwとかあることに気づくが、これが何を意味しているのか知っている人は少ないかも知れない。結論から言うと、CD起動(もしくはUSB起動)の場合、pup_ro1とは個人保存ファイルpup_save.2fsであり、pup_ro2は例えば、puppy_4.00.3-JP.sfsとかのsfsファイルであり、pup_rwは起動後からの変更されたファイル群である。開発環境devx_400.sfsなどを読み込んだら、pup_ro3とかに表示される。
Puppyを終了する際にpup_save.2fsにデータが保存されるのであるが、これは、平たく言えば、pup_ro1にpup_rwを上書きコピーすることである。これらのことを知っているから特別メリットがあるわけでもないが、以下のような例では役に立つこともある。(以下では、定時に自動的にpup_saveに保存する機能、/usr/sbin/savepuppydは停止してあるものとする)
例えば、/root/.xinitrcというファイルを前回の起動時に改編してpup_save.2fsに保存したとする。今回、さらに改編したのだが、どうもミスをしてしまった。しかし、どこをミスしたのかわからない。できれば、前回の状態に戻したい。と思ったとしよう。ミスしたまま保存してしまえば、前回の状態には戻らない。同じく、/root/.xinitrcを削除して終了すると、やはり前回の状態は永遠に失われてしまう。一方、電源を切るなどして、強制終了という荒っぽい手段を使うと、今回のセッションで作成した他の保存したいファイル等も保存できなくなってしまう。
こういう場合は、pup_rwを見てみる。/initrd/pup_rw/rootの中に、.xinitrcがあるはずだ。つまり、今回のセッションで修正したので、pup_rwにあるのだが、これを消してしまう。そして再起動すると/root/.xinitrcはミスをする前の状態となっているはずである。もし、再起動する手間を惜しむなら、/initrd/pup_rw/root/.xinitrcを削除したのち、/initrd/pup_ro1/rootにある.xinitrcを/rootに上書きコピーすればよい。これは前回の状態の.xinitrcであるので、このまま改編作業ができる。もし、前回の状態も気に入らなくて、デフォルトの状態に戻したいと思ったら、/initrd/pup_ro1/root/.xinitrcも削除してしまえばよい。必要なら、/initrd/pup_ro2/root/.xinitrcを/rootに上書きすればよい。これはCDイメージのままの.xinircファイルである。
つまり、今回のセッションで手を加えたファイルを見たければ、pup_rwを、前回終了時の状態を見たければ、pup_ro1を、デフォルトのファイルが必要ならpup_ro2をあたればよい。なお、これらはCD起動もしくはUSB起動の場合である。ハードディスクにインストールした場合は以上とは状況が異なる点を注意されたい。


22) pup_save.2fsの容量をもっと小刻みに設定する方法

PuppyをCDから起動したりしたら、終了時に個人保存ファイル、pup_save.2fsの作成をおこなうのであるが、デフォルトではpup_save.2fsの容量は、32M、64M、128M、256M、512M、....の中から選択するようになっている。
しかし、ちょっとしたテストであれば32Mも要らないという場合もあるし、32Mでは少ないが、64Mでは大きい、という場合もあるだろう。もう少し、容量を細かく設定したいときには、事前に/etc/rc.d/rc.shutdownを編集する。
ただし、/etc/rc.d/rc.shutdownはシャットダウン時に必要なファイルで誤って編集してしまうと正常に終了できなくなることもあるので、十分な能力のある人のみが自己責任でおこなうように。
Puppy 4.00.4JPの場合、/etc/rc.d/rc.shutdownの48行目以降に以下のような部分がある。

choosesizefunc(){
local KFREE SIZELIST NUM CHOICES FLABEL SLABEL ACHOICE KSIZE
KFREE=$1 ; SIZELIST="" ; NUM=1 ; CHOICES=""
FLABEL="`expr $KFREE \/ 1024`MB"
[ $KFREE -ge 1048576 ] && FLABEL="`dc $KFREE 1048576 \/ p`GB"
for ACHOICE in 32 64 128 256 512 768 1024 1280.....

最後の"32 64 128 256 512 768 1024 1280"というのが、pup_save.2fs容量の選択肢となる。そこで、これを変更するとpup_save.2fsの容量設定の際の選択できる容量を増減できる。例えば、"16 20 24 28 32 40 48 56 64 80 96 112 128 160 192 224 256 512 640 768 896 1024 1280"というようにすると、最小は16Mから4Mきざみで設定できる。

23) Pfindで検索する範囲を簡単に指定するには

PfindはPuppy付属のファイル検索ソフトで、『詳細設定』では検索する範囲を入力して、検索効率をあげることができる。とはいえ、"/usr"くらいなら、入力も簡単だが、"/mnt/+root+USBメモリ+pup_301.sfs/usr/sbin"とかいう長ったらしいものとなるとタイプミスなんて子ともあり、いちいち入力するのもうんざりだ。しかし、そういうときには、下の写真に示すように、指定したい範囲のディレクトリアイコンをドラッグして、『検索 場所』の入力欄にドロップすればよい。Pfind-1103.jpg
入力欄にドロップしたディレクトリ(この場合は、"/mnt/+root+USBメモリ+pup_301.sfs/usr/sbin")が表示されるはずだ。この際、最初に"/ (全てのファイル)"とあるので、これは削除する。
Puppyには、Pfindに限らず、ディレクトリやファイルの指定に同じ方法が使えるアプリは多い。

24) 実行ファイルを簡単に作る方法(2)

PuppyLinuxTips 3 15) 実行ファイルを簡単に作る方法の続編である。ROXファイラーを開き、適当なところで、右クリックして、『新規作成』を選択すると、下の方に"Script"というのがあるので、それをクリックすると、ROXの中に"Script"という名前の実行ファイルが作成される。中には、"#!/bin/sh"と書かれただけで、あとは白紙である。名前を適当なものに変更して、コマンドを書き込めば、実行ファイルとして使用できる。
ROX-Script1103.jpg


25) pup_save.2fsの容量を少なくする工夫

Puppyのpup_save.2fsは個人のPCの設定やインストールしたプログラムなどが入っているのであるが、長く使用しているとどんどん容量が多くなってくるものである。しかし、pup_saveはできるだけ小さい方がよい。pup_saveのバックアップコピーを作るにも容量が大きいとかさばってしまう。
例えば、複数のpup_saveを使う場合、同じプログラムが複数のpup_saveに入っている、ということも容量の無駄と言えば無駄である。そこで、こういう場合には、プログラムをひとつのpup_saveだけに置き、他のpup_saveでそのプログラムを使用する場合には、リンクで済ませば、全体としての容量も節約できる。
例えば、ブラウザのOperaは通常、Puppy内では、/root/.opera/、/usr/lib/opera/、/usr/share/opera/という3つの領域からできている。それらのトータルの容量は何十MBにもなる。pup_saveをいくつか作ってそれらの全てにOperaを入れると相当な量となる。しかし、ひとつのpup_saveだけにoperaを入れておいて、他のpup_saveにはそこからリンクするようにしておけば、全体のpup_saveの容量はだいぶ節約できる。
以下の例では、pup_saveファイルを2つ作る。これらは、できれば、同じパーティションにある方が使いやすい。一方のpup_save(ここでは、pup_save-opera.2fsとする)にはOperaをインストールしておく。もう一方のpup_save(pup_save-test.2fsとする)にはOperaはインストールされていない。しかし、pup_save-test.2fsでもOperaが使えるようにできる。
まず、pup_save-test.2fsを読み込んでPuppyを起動する。次に、pup_save-opera.2fsをワンクリックするとマウントされ、中のファイルの追加や削除が可能となる。(13) USBブートのためのUSBメモリをPuppyで作る方法あるいは9) pup_save.2fsの容量を縮小する裏技参照)
そして、マウントしたpup_save-opera.2fsの/root/.opera/、/usr/lib/opera/、/usr/share/opera/のリンクを/root/、/usr/lib/、/usr/share/に作るのである。少々ややこしい話であるが、pup_saveがいずれも/mnt/homeにある場合は、

ln -s /mnt/+mnt+home+pup_save-opera.2fs/root/.opera /root/.opera
ln -s /mnt/+mnt+home+pup_save-opera.2fs/usr/lib/opera /usr/lib/opera
ln -s /mnt/+mnt+home+pup_save-opera.2fs/usr/share/opera /usr/share/opera

ということである。もちろん、roxファイラでGUIで操作できる。

/usr/lib/operaをクリックしたらpup_save-opera.2fsの/usr/lib/operaへ飛ぶということである。ただし、このリンクが有効なのは、pup_save-opera.2fsがマウントされている場合である。したがって、Operaを起動するには、常にpup_save-opera.2fsをマウントしなければならない。いちいち手動でおこなうのは面倒だが、簡単なスクリプトで自動でできる。例えば、

#!/bin/bash
filemnt /mnt/home/pup_save-opera.2fs
sleep 5
/usr/lib/opera/opera/9.60/opera

というようなスクリプトを書いて、これで起動するようにすればよい。




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PuppyLinuxTips 4

目次
16) 画面キャプチャのタイマーを変更する方法
17) pStopWatchを使いやすくする
18) デバイスマウント時にROXファイラーが開かないようにする
19) 無線LANの接続/切断をひとつのボタンのクリックでおこなう方法
20) 端末(rxvtもしくはurxvt)を表示させてコマンドの進行状況を調べる

16) 画面キャプチャのタイマーを変更する方法

メニュー=>グラフィック=>mtPaint-snapshot(画面キャプチャ)は、
デフォルトではクリックしてから撮影するまで10秒かかるが、例えば、1秒にしたいときは、/usr/local/bin/mtpaintsnapshot.shをテキストとして開き、最後の方の

sleep 10
exec mtpaint -s



sleep 1
exec mtpaint -s

とする。また、メッセージウィンドウの表示時間はデフォルトでは8秒となっているが、これも変更できる。例えば、表示時間を1秒とするには最初の方の

xmessage -center -bg "#ff00ff" -title "mtPaint screen snapshot utility" -buttons "" -timeout 8 "

の部分の"-timeout 8"を"-timeout 1"とする。1秒以下の設定はできないようで、撮影まで1秒としたらメッセージウィンドウも一緒に撮影されてしまうので、

sleep 1
exec mtpaint -s

以外の部分を全て削除してしまうとよい。

17) pStopWatchを使いやすくする

pStopWatchというのを使ったことがあるだろうか?Puppy 4ではメニュー=>パーソナルにある。しかし、デフォルトでは極めて使いづらい。というのも、正式に測定が始まるまで、3秒のカウントダウンが設けられているのだ。しかし、ストップウォッチを使う状況で3秒も待つようなことは滅多にあるものではない。できれば、このカウントダウンをなくしてしまいたい。では、どうすればよいのか?pStopWatchのファイルを少し、いじればよい。
/usr/local/pstopwatch/pstopwatchというファイルの25行目
export COUNTDOWN=true

export COUNTDOWN=false
とすればよい。これで、スタートボタンを押すとただちに計測が始まる。

18) デバイスマウント時にROXファイラーが開かないようにする

Puppy 4では、PmountでUSBメモリ等のデバイスをマウントすると、同時にROXファイラーも起動してマウントしたデバイスの中身も表示される。便利な半面、画面に余計なウィンドウが表示されて見にくくなるという欠点もある。ちなみに、Puppy 2.16では同じく、マウント時にROXが起動していたが、Puppy 3.01では起動しないようになっていた。Puppy 4でROXを起動しないようにするには、Puppy 4.00.3JPの場合、/usr/sbin/pmountの233行目の
exec rox -x /mnt/$DEVNAME -d /mnt/$DEVNAME
の行頭に#をつけて、この行を無効にすれよい。


19) 無線LANの接続/切断をひとつのボタンのクリックでおこなう方法

Puppy Linux Tips 3) 無線LAN(WLAN)を切断するボタンをデスクトップに作るで、無線LANの接続ボタン、切断ボタンを作る方法を述べたが、今回はひとつのボタンで、切断と接続をおこなう方法を紹介する。
スクリプトは以下のようになる。(Puppy 4の場合)

#!/bin/sh
if [ -e /tmp/wlanstate ];then
ifconfig eth0 down
rmmod bcm43xx
rm /tmp/wlanstate
else
ifconfig eth0 down
rmmod bcm43xx
rox /var/run
sleep 0.5
modprobe bcm43xx
rm /var/lib/dhcpc/dhcpcd-eth0.duid
rm /var/lib/dhcpc/dhcpcd-eth0.info
rm /var/run/dhcpcd-eth0.pid
rm /var/run/wpa_supplicant/eth0
sleep 1
ifconfig eth0 up
sleep 1
/usr/sbin/wpa_connect.sh eth0 wext
sleep 5
dhcpcd eth0
echo "on" > /tmp/wlanstate
rox -D /var/run
fi

このように書いたファイルを/usr/sbin等に置く。そして、このファイルをクリックすると、無線LANに接続されていなければ、接続が始まる。接続状況は、同時に開くROXファイラーで確認できる。接続が完了すれば、ROXファイラーは閉じる。もう一度、このファイルをクリックすると切断され、画面下のタスクトレイのネットワークアイコンが消える。何らかの事情により、接続に異常が生じた場合は、ネットーワークアイコンがついているのに通信できないこともある。そのような場合には、このファイルを一度、クリックして、通信を切断し、さらに、もう一度、クリックして接続を再開するとよい。もちろん、このファイルのショートカットをデスクトップに作成してもよい。

20) 端末(rxvtもしくはurxvt)を表示させてコマンドの進行状況を調べる

上の「19)無線LANの接続/切断をひとつのボタンのクリックでおこなう方法」などで、自分でスクリプトを書いて実行させると、いちいち、コマンドを端末(rxvtもしくはurxvt)に入力しなくてもいいので、便利であるが、自分が書いたスクリプトが正しく実行されているのかどうか、どこで、エラーが出ているのか、よくわからない。こういうときには、スクリプトの実行時に端末(rxvtもしくはurxvt)を表示させて実行時の処理状況を確認することができる。
例えば、自分が書いた実行ファイルが、/usr/sbin/file001.shだとすると、端末に、
# rxvt -e /usr/sbin/file001.sh
と入力すると、ファイルが実行されると同時に、もうひとつ端末(この場合はrxvt)が表示されて、ファイルの実行状況がわかる。エラーも表示されるので、スクリプトの訂正にも便利だ。
上の「19)無線LANの接続/切断をひとつのボタンのクリックでおこなう方法」では無線LANの接続状況をROXファイラーで確認したが、rxvtやurxvtでも確認できる。例えば、以下のようなスクリプトを書けばよい。

#!/bin/sh

echo '
if [ -e /tmp/wlanstate ];then
ifconfig eth0 down
rmmod bcm43xx
rm /tmp/wlanstate
else
ifconfig eth0 down
rmmod bcm43xx
rmmod ndiswrapper
sleep 0.5
modprobe bcm43xx
rm /var/lib/dhcpc/dhcpcd-eth0.duid
rm /var/lib/dhcpc/dhcpcd-eth0.info
rm /var/run/dhcpcd-eth0.pid
rm -r /var/run/wpa_supplicant
sleep 1
ifconfig eth0 up
sleep 1
/usr/sbin/wpa_connect.sh eth0 wext
sleep 5
dhcpcd eth0
echo "on" > /tmp/wlanstate
fi
' > /tmp/eth0
chmod 744 /tmp/eth0
rxvt -e /tmp/eth0
###END###

このファイルをクリックすると、/tmpにeth0という実行ファイルが作成され、最後の行のコマンドで /tmp/eth0というファイルを実行すると同時にrxvtを起動するようになる。


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